Hola,FelizYaYaです。
スペインのダンスや恋愛事情に詳しく、プロのライターとして活躍し、個人ツアーガイドの仕事でも人気が高い
Feliz YaYaさんのブログ
衣・食・住は人間が生きていく上で不可欠の3大要素ですが、住むところを選ぶのは何より大事ですね。
私は今年でスペイン生活18年目になります。
今まで住んだ住居は1DKから始まって、2DK,3LDKを経由して現在のホテルワンルーム住まいに落ち着きました。
今回はスペインの住宅事情、特に賃貸についてレポートしていきます。
目次
スペイン住宅の特徴
今回は特に賃貸住宅に絞って、スペイン住宅の特徴から見てみましょう。
家具付き
スペインの賃貸住宅はほとんどが家具付きです。
ですから洋服や身の回りの品だけ持っていけばすぐに住めるようになっています。
ベッドやタンス、キッチンの冷蔵庫など大型家具が備わっているので、引越しは本当に便利で助かります。
ビデ付き
トイレはほとんどがビデ付きです。
通常、用を足すためのトイレの隣に、洗うためのビデがついています。
日本から来てこちらのホテルでビデを見て、使い方がわからないという人もいるようですが、トイレの隣に座って下半身を洗うものです。
豆知識ですが、日本では大分普及しているウォシュレットは、海外ではあまり普及していません。
南ヨーロッパからの外国人の方で、日本旅行の際にウォシュレットが気にいって、母国でも取り入れようと試みる方もいます。
(ビデはイギリス・ドイツや北欧にはありません)
でも、なかなか普及しない理由としては、このビデがあるためだそうです。
現在ではビデがせっかく付いていても使わない人が多いようですが。
家賃と借りる場合の条件
家賃相場
日本と比較したら家賃はかなり安いようです。
参考までに私の娘のマンションの場合と私のホテルルームの家賃を紹介します。
【マンション一例】
・3LDK
・駐車場付き(地下)
・共用プール付き
700€/月※
日本円=約90,000円
※最初に入居したときから6年間は家賃が上がらず600€でした
【ホテルルーム一例】
・スタジオタイプ(キッチン付き)
・小さい冷蔵庫と洗濯機付き
・水道光熱費込み
450€/月
日本円=約58,000円
賃貸条件
最近賃貸条件も少しずつ変わってきましたけれど、
以前は礼金はなく、敷金は通常1ヶ月、不動産会社を通しても手数料は家賃の半月分でした。
入居前の契約時に支払うのは2ヶ月半分です。
リゾート地の特徴
私の住んでいるフエンヒローラはリゾート地です。
そのせいもあって、特に海の目の前の部屋だと夏場は家賃が倍になるところはザラにあります。
また短期でしか貸さないオーナーも多く、一般住民が探すのは以前よりも大変になってきています。
【リゾート地フエンヒローラとは】
光熱費、日本と比べたら?
家賃は日本と比較してかなり安いことはおわかりいただけたと思いますが、光熱費はどうでしょうか?
参考までに、先ほど例にあげました私の娘の住居のケースをご紹介いたします。
【光熱費の一例】
(家族構成:4人)
・電気代=約10,000円
・水道代=約5,000円
・ガス代=約5,000円※
合計=約20,000円/月
※まだこの地域はガスボンベを使用しています
インターネットの回線速度はどう?光ファイバー回線にできる?
私が知る限りですが、全般的に回線速度が遅いということはないようです。
光ファイバーのインターネット回線も一般化してきています。
気を付けるべき点は、回線導入までに地域によっては時間がかかってしまうことがあることです。
また、便利なことにWi-Fiスポットは至るところにあります。
パスワードなしのフリーWi-Fiは少なく、ほとんどがログインにパスワードを入力して使うようになっています。
ホテルなどだと有料と無料のWi-Fiがあり、無料の場合は電波が弱い場合があるようです。
携帯電話事情
私の周囲に聞いてみた、大体の目安使用料をご紹介いたします。
・約50€/月
日本円=約6,400円
※携帯電話の料金は使用容量によって違いますので、大体の目安です。
モバイル関連では、こちらで以前人気のあったNOKIAに変わって、日本のSONYや韓国のサムスン、中国のHUAWEIなどが出回っています。
食費について
一般的な食品は日本よりも安く手に入ります。
気軽に食べられるレストランでは10€(約1,200円)で飲食OK。
果物、野菜、パン、鶏肉、豚肉等はかなり安いです。
なのですが、ここフエンヒローラでは、漁師町なのに魚は以外と高いのです。
私一人の暮らしで、きちんと3食食べての食費は1ヶ月大体100€(約12,000円)平均です。
かなり安いですよね。
それほど贅沢はしていませんけれど必要な栄養はしっかりとっての金額です。
まとめと最近のスペイン賃貸事情
最近はスペインでも、賃貸物件を探すのが結構大変という声がチラホラ聞こえてきます。
私も個人的事情ですが、ホテルの部屋のイギリス婦人が亡くなってしまい、もしかしたら半年以内に住居探しを余儀なくされるかもしれません。
スペイン賃貸事情の変化はそのときにまたご案内できるでしょう。
いずれにしても、これまでは皆比較的良い条件で賃貸物件に住んできたのは確かです。
今後条件が悪くならないよう祈るばかりです。