Hola, FelizYaYaです。
私が住んでいるのは、リゾート地として栄えているフエンヒローラというコスモポリタンな都市です。
アンダルシアの玄関口であるマラガから車で20分ほど南下した場所にあります。
私はいつも世界中の色々な国から来ている人々を見て
ここはスペインのニューヨークだと思うのです。
街を歩いている人で50歳過ぎた男女の体型を見ると大体スペイン人だとわかります。
今回はそんなスペイン人の体型とダイエットの話をお届けします。
Feliz YaYaさんのブログ「Feliz YaYaのスペイン便り/ダンス三昧 in Spain」はこちら!
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目次
スペイン人はアラフォーになると太り出す
最初に中高年スペイン人の体型はどんな風かを見てみましょう。
20代でスマートでも30代で太り始め、
40代を過ぎて50代近くなる頃には、完全にビヤ樽体型になる人が大勢います。
男性も女性も同じようなお腹周りに、たっぷりお肉がついた体型になります。
女性は豊満なバストがある分、男性とは違いますが、それ以外は男女とも似たような体型です。
ヨーロッパの他の国を見ても、イタリア人の中高年者はやはりスペイン人と同じ体つきになりがちです。
それはオリーブオイルの摂り過ぎが原因だという説もあるのです。
オリーブオイルは大さじ2杯が一日の目安摂取量ですが、
スペインでは、レストランのテーブルにもオリーブオイルは置いてあって、
サラダを食べるときは元より、パスタにかけたり、炒め物などにも必ずオリーブオイルを使っていて、
その消費量はかなり高くなっていると思われます。
全てのスペイン人が太りやすい?
スペイン人全員が全員40過ぎたら太るわけではありません。
でも周りを見てもテレビを見ても60%以上は太っているようです。
日本人は国民全体でそれほど太っている人が多くはないのと比べると
スペイン人はやはり中年過ぎは太る体質の人が多いのではないかと思います。
こちらに来て最初に見たスペイン映画のヒロインがそれはそれで綺麗で、
その女優に私は魅了されました。
美しい顔に長い脚とグラマーなバストとペッタンコのお腹の完璧な体型をしていました。
そんな女優でさえ晩年は見るも無残に太ってしまいました。
スペイン人がジムに行くのはダイエットのためではない
私が住んでいる人口81,000人の小さな都市フエンヒローラにも、
トレーニングジムやフィットネスジムはそこら中にあります。
でも太った人が瘦せるために行くというより、
男性は太っていなくてマッチョ体型を維持したい人とか
女性も中年太りのオバ様はあまりいません。
たいてい若い女性がファッションの一部として通っている感じです。
またジムでやっているズンバやエアロビクスが気に入ってジム通いをしている女性も多いです。
そもそもスペイン人はダイエットをしない?その理由とは
二重あごとビヤ樽みたいなお腹の持ち主の20代の頃の写真を見せてもらうと
皆別人のように瘦せています。
でも中年過ぎて周りも皆同じ体型になっていくので、
「皆で太れば怖くない」じゃないけれど、
太っていることをあまり気にしているようには見えません。
「朱に交われば赤くなる」という諺ではありませんが、
人間環境に左右されるものですよね。
日本人の場合、ダイエットに拘りやすいのは、やせ形の体型の人が多いからかも知れません。
ところで、アメリカ在住のコラムニストの記事の中で
「太っているアメリカ人は皆悲しい目をしている」というのを読んだことがありますが、
それに比べてこちらの太っているスペイン人は皆底抜けに明るい気がします。
もしかしたら、太っているという事を気にしないでいられるスペインという国だからこそ、ストレスが掛からないので明るくいられるのかもしれませんね。
そんなバカな!本当はダイエットをしているんでしょう?
少なくとも私の周囲ではダイエットをしている人はほとんどいません。
もし体型のことを気にしていたら絶対に話に出るはずですが、気にしているようにも見えないし、ダイエットの話も出ません。
だから女性はお腹が出ていても体型がそのまま出るようなピチピチドレスを平気で着るし、
男性もダイエットのために食べるものを我慢したりもしていないようなのです。
ありのままの体型を受け入れられる明るさ
というわけで、太っていても明るいスペイン人はそのラテンの気質のせいか、あるいは国民性でしょうか。
スペイン人は日本人と違う面もいろいろあっていつも私は楽しく見ているのですが、
太っていることを気にせずダイエットにもあまり関心を示さないスペイン人は、やっぱり面白いですね。
最近ちょっとお腹が出てきて個人的には困ったと感じている私は
そんなスペイン人を見習ってもいいかなと思っている今日この頃です。