Hola、FelizYaYaです。
世界中にはいくつもの国があって、その国それぞれに特徴があり、また人々の国民性も国によって様々です。
前回、「スペイン人から見た日本人の印象」をお伝えしました。
【本音を聞いてみた!スペイン人から見た日本の印象とは?:https://goo.gl/VQnxJW】
今回はその逆で、「スペイン在住日本人から見たスペイン人の印象」をお伝えします。
長年住んでいてスペイン人社会に入り込んでいる身としても、スペイン人について好きな面もあれば、「これはちょっとな」といただけない面もありますので、私の個人的見解ではありますけれど、感想をお届けしたいと思います。
目次
カカァ天下が多い
ダンスをやっているいないに関わらず、私の周りにいるカップルは圧倒的にカカァ天下が多く、それも年配者たちは女性が強いです。
【スペイン人男性から見たスペイン人女性に関する記事:https://goo.gl/79gRaL】
アメリカに「男はアタマ、それを動かすのは女」という諺がありますが、
まさしくその通りで、愛妻が「右を向け!」といえば右、
「左を向いて!」といえばスペイン男性陣は、素直に左を向いているような気がします。
強い年配の奥様方は、よく言えば天真爛漫な調子で、スペイン男性に向かって、もう言いたい放題言っています。
ですが、勿論スペインとはいえど、逆のパターンも見た事があります。
若いカップルでは男性の方が権力を握っているケースもありました。
その場合、女性は昔の日本人女性のように、完全に男性をたてています。
ドタキャン多いスペイン人
私は基本的には、日本人は勤勉だし、人との約束はきちんと守る人種だと思っています。
でもスペイン人はといえば、過去にスペイン人と何らかの約束をしてドタキャンされたケースが何度もあります。
分析してみるに、約束をしたそのときは確かにそう思っていたようですが、当日になると気が変わるということのようで、それも別にあまり悪いとは思っていないようなのです。
全員が全員そうだというわけではありませんが、簡単な口約束だとドタキャンのケースもあるので要注意ですね。
「アディオス!」と言ってから別れるまで20分は普通
これはスペイン人全般にいえることで、スペイン人は会ったときも別れるときも、両頬に挨拶のキスをするのが普通です。
(相手が異性の場合、もしくは女性同士の場合になります。男性同士の場合は握手。)
でも「アディオス」のキスをしてから話が始まり、最低でも15分は会話が続くことがよくあります。
ですから、その会話に入らない連れの人は隣で黙って15分待つのは当たり前なのです。
この習慣を面白いと思って、私がスペイン人に話すと、「そうだね」とスペイン人は誰もが改めて気づいたように感心します。
自分の意見をハッキリ言う
基本的にスペイン人は老若男女とも自分の意見はハッキリと言います。
日本人だとその場の雰囲気を見て自分の意見をあえて言わないこともありますけれど、スペイン人はどんなケースでもほぼ自分の言いたいことを言います。
逆に言うと、意見を言わない人の方が少ないのです。
面白いのは1対1の討論などで双方が同時に言いたいことを言うケースが多いことです。
その場合は双方共に、自分の言いたいことだけを言って終わりです。
日本人のように、途中から相手の意見を一旦聞いてみて、自分の意見を改めたりという事は、まずありません。
以前私は、友人のスペイン人女性と他のスペイン人女性との会話をそばで聞いていた事がありました。
その二人は、同時にしゃべるわけではなくても、相手の言っていることを聞いて相槌を打つというより、双方とも自分の言いたいことだけ言って会話が成り立っているようで、面白かったですよ。
『我々は違う世界、違う世代から来た。
でも一緒に踊れると思うよ。
そのことが何よりも意味がある』(映画「バンドワゴン」より)
ところ変われば…で、国によって文化も環境も違うわけですから、まずどこに住んでいようとも相手を受け入れることから始めるべきだと私は思います。
ここ、コスタ・デル・ソルはヨーロッパのニューヨークともいえる人種の坩堝で、世界中あらゆるところから人が集まっています。
どの国も国民性も違いがあるだけ、いいとか悪いとかではありません。
私はここスペインに長いこと住んで、やはり日本人との違いを面白く見ています。