皆様、初めまして、nikkiです。
バレンシアには4年間住んでいます。
スペインに関係する様々な情報をお伝えしていきますので、よろしくお願いいたします。
さて、スペイン人はその陽気なイメージでも知られるとおり、お祭り大好きな国民です。
一年を通してスペイン全国で大小さまざまな祭りがおこなわれています。
今日はその中でも「サン・フェルミンの牛追い祭」「セビージャの春祭り」とともにスペインの3大祭りとして世界的に有名なバレンシアの火祭りをご紹介します。
なぜ「火」を使うのか?
サンホセの火祭りはスペイン東部、地中海に面したバレンシアにて3月15日から19日まで行われます。
もともとは冬が明けた3月に大工や職人が古道具や木くずなどを燃やして春の訪れを祝ったことから始まりました。
年代を経てキリスト教的意味合いが加わり、イエスの養父であるホセ(サン・ホセ)が大工や職人の守護聖人であることから、サンホセの日である3月19日を火祭りの最終日として盛大にお祝いをするようになり、現在にいたります。
20mから40mの大人形「ファジャ」
火祭りの見どころはなんといっても「ファジャ(falla)」と呼ばれるオブジェでしょう。
「二ノット(ninot)」と呼ばれる人形が何体も組み合わされて「ファジャ」と呼ばれる一つの作品が作られます。
それぞれのファジャはその年の有名人や、主だった出来事、政治家への風刺などのテーマを持ち、大きなものでは20メートルから40メートルの規模にもなります。
ファジャ職人によって1年かけて作られる芸術作品です。
これらのファジャがバレンシア中に700体以上設置されるので、圧巻です。
大迫力の爆竹ショー「マスクレタ」
こちらは3月1日から市庁舎前の広場で毎日行われる爆竹ショーです。
14時になると連日身動きが取れないほどの人がマスクレタ目当てに広場の周りに集まります。花火師たちが腕を振るって日替わりで異なる演出をしているそうです。使われる火薬は100キロ以上。
体の奥にズンズン響く爆音と、爆風と煙でものすごい迫力です。
近くで見る際には鼓膜の損傷を防ぐために口を軽く開けておくようにと言われています。
わずか5分ほどのショーですが、他では味わえない大迫力のショーに地元民も観光客も大興奮で盛り上がります。
爆竹つながりでももう一つ。
火祭りの間のバレンシアはどこに行っても「ぺタルド」という小型の爆竹がバンバンなっています。
こちらは街の爆竹屋さんで気軽に買えるので、子供たちが一日中鳴らして遊んでいます。
爆竹はバレンシアの文化に深く根付いていて、結婚式やその他のイベントなどでもおめでたい席には欠かせないものとなっているようです。
「cuidado!(クイダド/気を付けて!)」という声が聞こえたら大きな爆竹が鳴ると思ってください。
心臓に悪いほど大きな音でなることもあるので心の準備をしておいてくださいね。
1体以外すべての人形が燃やされるクライマックス「クレマ」
火祭り最終日の19日の夜、コンクールで1位を取ったファジャ以外のすべてのファジャが燃やされます。
一体ずつ爆竹で火がつけられ、最終日のバレンシアは花火が上がりファジャは炎に包まれて火祭りの盛り上がりも最高潮に達します。
バレンシアの火祭りで春を感じてみる
そのほかにも豪華な民族衣装を着て巨大な聖母マリア像へ花をささげるパレード「オフレンダ」、夜間のイルミネーション、夜通し行われるストリートライブなど見どころは沢山あります。
この時期のお馴染みの食べ物「ブニュエロ」や「チュロス」をチョコレートに浸しながら食べたり、バレンシア発祥の本場のパエリアやタパスなどと共に火祭りを楽しんでみてくださいね。
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