こんにちは、mitsuです。
日本では当たり前のことが、海外に行くと「えっ!」と驚くような事はよくあります。
今回は私がスペインに来て、その「えっ!」と驚いた事の一つを紹介します。
それは、スペインの街中にあるカフェやバルで「アイスコーヒー」を注文した時の事です。
日本の喫茶店やレストランでアイスコーヒーを頼むと、グラスに氷たっぷりの冷たいアイスコーヒーが出てきますよね。
ですが、スペインでアイスコーヒーを注文しても同じようには出てきません。
それでは、スペインではアイスコーヒーはどのように出てくるのでしょう?
(※スターバックスのようなコーヒーチェーン店は日本と同じです)
目次
スペイン語でアイスコーヒーを注文する場合
「Cafe con Hiero」(カフェ・コン・イエロ)とオーダーします。
このHiero(イエロ)が「氷」、con(コン)が「with」という意味になります。
なのでCafe con Hiero(カフェ・コン・イエロ)は直訳すると「コーヒーと氷」という事になり
これがスペインのアイスコーヒーの言い方です。
熱々のアイスコーヒー!?
オーダーすると熱いコーヒーと氷がこのように別々に来ます。
皆様、お分かりいただけたでしょうか?
スペインでは、なんと、お店側でアイスコーヒーを作って出してくれるのではなく、自分でアイスコーヒーを作るんです!
ちなみに、この写真に写っている氷はお店オリジナルなのか、コーヒーを凍らしたものでした。
なんて良心的。
スペイン式アイスコーヒーの作り方
そして、この氷が入っているグラスの方に、コーヒーをこのようにして注ぎます。
ここが毎回緊張する瞬間!
最初の頃は、毎回コツをつかめず、コーヒーをドボドボとこぼしてしまい
こぼした時は、いつも「あー!」と声が出るくらい、まるで自分との戦いのような感覚になります。
「どうして、最初 からグラスにコーヒー入れて出してくれないの?」と思う事がありましたが、”郷に入ったら郷に従え”ですね。
今ではコツを掴み、すっかり慣れっこになりました。
こぼさずコーヒーを氷入りのグラスに入れられた時なんか、「ヨシッ!」と心の中でガッツポーズ。
スペイン人でも難しいアイスコーヒーの作り方 そのコツとは?
それでは、気になるそのコツをご紹介いたします!
1.まず必ず氷が入っているグラスのほうを写真のように少し傾かせます。
2.そこにコーヒーを一気にいれないで、最初はグラスとグラスをくっつけて、数秒ゆっくり入れます。
3.コーヒーがこぼれてないかを確認して、あとは一気に注ぎます。
ちなみにこちらが失敗例。
スペイン人の主人 でさえ、こぼす時が多々あります。
氷入りのグラスを持たず、コーヒーを一気に注いだせいか完全にこぼれてます。
すみません、砂糖までこぼしてますね。
もー、こぼしまくってます。
キンキンに冷えたアイスコーヒーを注文する方法
そして肝心な冷たさですが、熱いコーヒーを氷2個くらいのグラスに入れるので、そんなに冷たくないんです。
「アイスコーヒー」として想像している冷たさとは異なるかも?!
そこで、バッチシに冷えたアイスコーヒーを飲みたい場合は、エスプレッソがあるので、エスプレッソをオーダーすることおススメします。
その場合は「Cafe solo con Hiero」(カフェ・ソロ・コン・イエロ)とオーダーしてください。
Cafe solo(カフェ・ソロ)がエスプレッソの意味で、con Hiero(コン・イエロ)は上記で説明した通りです。
すると、この写真にあるようにエスプレッソは濃い味で量が少ないので、氷のおかげでちょうどいい味になり、冷たいアイスコーヒーが作れるというわけです!
ちなみに冷たいカフェオレが飲みたい場合は
Cafe con leche con Hiero(カフェ・コン・レチェ・コン・イエロ)とオーダーします。
Cafe con leche(カフェ・コン・レチェ)がミルク入りのコーヒー=カフェオレの意味です。
スペインで冷たいコーヒーを飲みたい場合、必ず欲しいコーヒーの種類の名前の後に「con Hiero」(コン・イエロ)を付け
最後は、「por favor!(ポル ファボール)」(お願いします!)と伝えましょう。
皆さんも是非、あのコーヒーをこぼさず入れる緊張感味わってみて下さい!
初めまして~Twitterから来ました。
色々読ませて頂いて楽しかったです。
スペインが大好きで、3年連続初夏に各地を周りましたが、アイスコーヒー飲んでいる人を見た事がありません。
無いと思っていて、いつもオレンジのフレッシュジュールを頼んでいました。
次回行った時は、「Cafe con Hiero」と言って頼んでみたいと思います。