こんにちは、FelizYaYaです。
今私が住んでいるフエンヒローラには、日本食を出しているレストランが全部で5軒あります。
その中の1軒に私の娘カップルがやっているたこ焼き屋があります。
今回は手前味噌になりますが、「TAKOBOY」のご紹介をさせていただきます。
(「TAKOBOY」のwebサイトです。https://www.facebook.com/takoboytokyo/)
目次
1.海外日本レストランによくある悲しい事
10数年前に私が来た当時から「TOKYO」という名前の日本レストランがあります。
こちらに来てまもなく海岸沿いを散歩しているときに、その店を偶然見つけて私は喜びました。
そして日本語を話せることを期待して入ったのに、何と経営者もウエイトレスも中国人、調理師はフィリピン人でがっかりしたのを覚えています。
10数年経過した今でも健在なので、それはそれで評価すべきですよね。
その他、7年前に出来た寿司バーがあります。
経営者はフランス人で、調理師は中国人、従業員はスペイン人です。
あとはスペイン人男性と日本人女性の2組のカップルがやっているカレー屋と小ぶりの和食店がありますが、どちらも日本人調理師はいません。
2.唯一の純粋日本人経営店「TAKOBOY」
たこ焼き屋「TAKOBOY」は娘と娘の婚約者がふたりでやっています。
といっても経営者は娘の彼が勤務する日本の会社の社長なので、いわゆる雇われオーナーです。
「TAKOBOY」は昨年夏オープンして2年目を迎えました。
店の中と外で目一杯入っても客席20人の小さなお店ですが、幸いレストランが軒を連ねている地の利のいいところにありますので、2年目の夏は多くのお客様を断るほど大忙しでした。
3. たこ焼きだけではない「TAKOBOY」
純粋の日本人がやっていて日本人が調理しているのは「TAKOBOY」だけなので、本当に日本食が好きなお客さんが来ます。
お店で出しているのはたこ焼きだけでなく、お好み焼き、とんかつ、しょうが焼き、から揚げ、餃子、カツ丼、カツカレーなどがメニューにあります。
あり難いことにTrip Adviserの評価が地域で1位になったこともあり、評判を見たり口コミでも随分多くのお客様が見えました。
(Trip Adviserで紹介されているお店のリンクです。
https://goo.gl/VEk8aK)
4.スペイン人も満足する「TAKOBOY」
私もたまに店の手伝いに出ていますが、最近はスペイン人のお客様が増えてきました。
スペイン人は食に関して、あまり冒険はしないので、最初はスペイン人以外のお客様が多かったのですが、1年目を過ぎた頃からわざわざマラガから来てくださるスペイン人も増えました。
他では食べられない料理が多いので、ほとんどのお客様が「おいしかった」といって満足して帰られます。
5. 進化する「TAKOBOY」
と、ここまで宣伝させていただきましたが、実はこの12月半ばから3ヶ月お店を閉めるのです。
調理をしてきた娘の彼がラーメン修行のために日本に一時帰国するからです。
日本のオーナー社長は「TAKOBOY」の支店をスペインに増やしたいと元々の構想があったのですが、今回新たにラーメン店をこちらで開店させることにしたのです。
オーナーはこちらへも何度も来てマラガの空き物件を見たりもしましたけれど、人材と物件と両方確保するのが難しく、結局今までやっていた「TAKOBOY」をそのままラーメン店に変えるということに決まりました。
ビジネスの採算ということを考慮してもそれが一番いいということで結論を出したようです。
6.まとめ
私はレストランビジネスの大変さは知っていますので、個人的にはもしお金があっても自分でやろうとは思いません。
まして海外で日本料理店をやっていくには、様々な問題もあり決して簡単なビジネスではないからです。
でも娘と彼がやったマラガ地域で最初のたこ焼き屋、何とかお客もついてきたのですからそれを生かして次のラーメン店がうまくいくことを祈るばかりです。
これを読んでくださっている日本の皆様、マラガにいらしたらぜひともフエンヒローラまで足を伸ばして「TAKOBOY」にお越しくださいね。
2018年春にはオープンする予定の新しいラーメン屋も楽しみにしていてくださいね。