スペイン料理で地元の人がよく食べるものと言えば、タパス(tapas)。
タパスとは上の写真のような小さめの皿に乗った料理の事で、街中に多く存在するバルにて食べられます。
タパスの頼み方は初めてだと少し複雑です。
そして地域ごとによって実はその食べ方には差がありますが、今回は私の住むアンダルシア地方のアルメリアという街の場合について書きます。
1ドリンク頼むと、なんと1タパス無料!
バルで食事する時、通常ドリンク1杯とタパス1皿がセットになります。
ドリンクの値段だけで、好きな小皿料理が食べられるのです。
もちろんドリンク1杯と、タパスを一気に3皿、4皿も頼むことも出来ます。
ただ通常は1皿のタパスと1杯のドリンクを楽しんで、無くなったらもう一度同じように頼みます。
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タパスを多めに頼むのは問題がないですが、もしドリンクを沢山頼んでタパスを頼んでいないと、その分無料で頂けるタパスが余ってきます。
そんな時はウェイターの方達が知らせてくれます。
この前も、もうお腹一杯になりそうでしたが、さっきのドリンク2杯分のタパスをまだ頼んでいないよとお店の人が教えてくれたので、追加で頂くことになりました。
1000円ちょっとでおなかいっぱい
ドリンクとタパスの大きさは割と小さめです。
ただ、3皿ほど食べるともう十分お腹は満たされます。
選ぶドリンクにもよりますが、通常は一杯2.5〜3ユーロほど。
3ユーロで3皿頼んでも、9ユーロなので日本円だと1200円しないほどです。
アルコール3杯と美味しい食事でその値段だと、安いと言えます。
バルにはタパス用の席と、そうでない席がある
バルの中にはタパス用の席と、レストラン風のきちんとしたテーブルと椅子のある席があります。
タパス用の席もテーブルと椅子がありますが、プラスティック製であったり、テラス席であったり、ハイテーブルであったりします。
または混雑していて椅子がなければ立って食べる事もよくあります。
逆に店内の席(机、という意味の「メサ」と呼ばれます)は、ローテーブルでお花が飾ってあったり、もうすでにお皿やグラスがセッティングしてあります。
こちらでは少し値段のはる大皿料理を頼むための席で、タパスは頼めませんのでご注意を。
タパス目的で来たのに、間違ってメサに座ってしまうと、タパスが食べられないので、どこがタパス用の席か分からない場合は店員さんに聞いてみましょう。
席を指差しながらこちらのフレーズで十分通じます。
Para tapear, ¿donde ? (パラ タペアール、ドンデ? タパスのためですが、どこ?の意味)
¡Hola ! (オラ! こんにちは)や、Muchas gracias (ムーチャスグラシアス どうもありがとうございます )などの挨拶も是非入れて言ってみて下さい。
せっかくスペインに旅行に行くなら、誰しも本場のタパスを楽しみたいと思います。
日本での食事の頼み方とはこの様に差がありますが、こちらの記事をぜひ参考に、色々な種類のタパスを試してみませんか?